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ワスレナグサ説明 ワスレナグサ

春から夏にかけて咲く愛らしい忘れな草。その詩的な名前ゆえ、いくつもの伝説が残っています。

ドナウ河に咲くこの花を、愛する恋人のために摘もうとした男性が足を滑らせ、急流に飲み込まれてしまいました。摘んだ花を恋人に投げかけ、「僕を忘れないで」と言い残して。花言葉を見ると、このドイツの伝説が1番ぴったりすると思います。

エデンの園に関する伝説は思わず笑ってしまいます。
ある日、アダムは楽園に咲くすべての植物の名前をつけて回ります。どの植物も名前をもらい大喜びです。ところがこの花はせっかくもらった名前を忘れてしまい、どうしても思い出せません。そしてとうとう「もう思い出さずともよい、お前の名は忘れな草だ。」と、神様からもう一度名前をつけてもらったということです。「私を忘れないで」どころか、私なら「物忘れ」という花言葉を付け加えるところです。

「ミオソチス」は、ギリシャ語で「はつかねずみの耳」を意味します。小ささと、形と、手触りがわすれなぐさの葉に似ているということのようです。

小さく可憐な花姿と深い色合いをそのまま生かして、和菓子、ケーキ、アイスクリームの飾り付けに楽しんで下さい。

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