春から夏にかけて咲く愛らしい忘れな草。その詩的な名前ゆえ、いくつもの伝説が残っています。 ドナウ河に咲くこの花を、愛する恋人のために摘もうとした男性が足を滑らせ、急流に飲み込まれてしまいました。摘んだ花を恋人に投げかけ、「僕を忘れないで」と言い残して。花言葉を見ると、このドイツの伝説が1番ぴったりすると思います。 エデンの園に関する伝説は思わず笑ってしまいます。 「ミオソチス」は、ギリシャ語で「はつかねずみの耳」を意味します。小ささと、形と、手触りがわすれなぐさの葉に似ているということのようです。 小さく可憐な花姿と深い色合いをそのまま生かして、和菓子、ケーキ、アイスクリームの飾り付けに楽しんで下さい。 |