やわらかに波打つ花びらのフリルの繊細なこと。豆科特有のクルクルとカールした蔓が愛嬌を添え、優しい花色とのバランスを崩さない、上品な甘い香りを放ちます。 原産は情熱の国、イタリアのシチリー島。そこからヨーロッパ、アジア、アメリカへと急速に広がって行きました。 和名に使われている連理とは、隣り合った2本の木の枝がくっついてひとつになることで、夫婦の堅い契りのたとえに使われます。スイートピーの葉が互いに向かい合っていることから来たようです。そこに理想を求めたのでしょうか、美しいたとえですよね。2分10秒に1組の割合で離婚が成立している現代では(1999年の日本においてです!)なおさらです。あなたは互いに向かい合った葉を見て何を思うでしょう。 豆科の花ですから馴染みは深いと思います。花弁はやわらかく香りも良いので幅広い料理にお使いいただけます。 |