中国では宋の時代から知られている花で、日本へは江戸時代の元禄期以前に渡来しました。ホウセンカは中国名の音読み。別名の爪紅(ツマクレナイ・ツマベニ)は、当時この花で爪を染めたり、色水を作って遊んだりしたことによります。 もう一つの名の骨抜き(ホネヌキ)は、ホウセンカの種とともに魚や肉を煮ると、骨と身が離れやすくなりやわらかくなると中国の古い書物に記されていることに由来します。そこから、江戸時代の朱子学者である林羅山が「ホネヌキ」という和名を与えました。 ホウセンカには他の食材にくらべてビタミンCがはるかに多く含まれています。(栄養素のページを参照して下さい。)美肌を手に入れるのには欠かせない花といえます。花びらをサラダに、オードブルに、たっぷりと摂りましょう。 |